JP Road mirage - Sumomo Toxin / すもも毒素 ネタバレ要素多数につき、お気をつけください

食費より書籍代の高い、重度の活字中毒者です。本やマンガを読んで感じたことをネタバレありで綴っていきます。誰かが本を手に取るきっかけになればうれしいです。

恋愛

狭き門 アンドレ・ジッド -永遠の反面教師

今週のお題「好きな小説」 好きな小説の一つに、アンドレ・ジッドの「狭き門」があります。 狭き門 (新潮文庫 シー2-3 新潮文庫) [ アンドレ・ジッド ] 価格:693円(2024/9/13 09:15時点)感想(3件) 本書は、永遠に語り継がれるべきラブストーリーです。これ…

あの日の青い空は、私の記憶に今も強く残っています

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」 なかなか眠りが訪れてこない夜などに、たくさんの日々の記憶が実際よりも鮮やかに蘇ってくることがあります。 真夏の昼に、左右から生い茂った夏草の間の、山沿いの乾ききったベージュ色の土の道を…

なぜか父がらみが多いお寿司の話は、奥さんがかっさらう落ちで

今週のお題「寿司」 まだ梅雨明けはしていませんが、夕立や雷雨が続き、気分はもうすっかり夏の気分です。 先日、夕方に奥さんを迎えに行ったのですが、途中からゴロゴロと雷が鳴りだしましたが、何とか保ってくれと思う願いに応じて雨はポツポツで、奥さん…

何もすることのないおうち時間には、大切な人とのお話の時間を

今週のお題「おうち時間2021」 ゴールデンウィークも終わりが近づいてきました。 コロナのために、どこにも行けないゴールデンウィークでしたが、家にずっとこもっていたから溜まっていたやるべきことが次々と解消されるかと思ったら大間違いでした。 やはり…

不気味で、不快で、忘れられないロマンチック 「VRおじさんの初恋」暴力とも子

お題「我が家の本棚」 ネットで紹介されていたのですが、設定を見てなんだかなーと思いながら読んでみたら、先が気になってしょうがなくなり、すぐに購入してしまった暴力とも子さんの「VRおじさんの初恋」をご紹介します。 サービス終了が決まったネットゲ…

異教の祭りを軽やかに取り込む風景は、チョコレート色で日本を染め上げます

今週のお題「チョコレート」 製菓会社の販促企画により、恵方巻のようにまんまと日本社会に定着したイベントが、きょうのバレンタインデーです。 祝う根拠がないのに、こういうイベントが盛り上がるのはいかにも日本人らしいです。 宗教系のイベントでも、表…

幸せな二人に赤ちゃんができました 「中国嫁日記 ママたいへん編」井上 純一 

お題「我が家の本棚」 井上 純一「中国嫁日記 ママたいへん編」 「中国嫁日記」は、TPRGデザイナー、フィギュアプランナーでマンガ家というオタク要素完備だった井上純一さんが、縁があって中国人の月(ゆえ)さんという方と結婚することになった時からのい…

夫婦でするちょっと危ない交流の時間

お題「ささやかな幸せ」 お題「わたしの宝物」 「これまでに読んだ本で、人生に影響したくらいの本って、どんなのがある?」 「忘れられない映画っていえば?」 うちでは、夫婦でいろいろなテーマを出して話をすることがあります。 お互いのいろいろな物事に…

女性に距離を置かれる男性にありがちなこと

お題「捨てられないもの」 きょうも暑さは熱中症レベルでしたが、風がかなり吹いていたので過ごしやすく感じました。 エアコンの効きもよく、温度設定を上げたくなるくらいでした。 8月も終わりに近づき、そろそろ秋の気配が見えてきたのでしょうか。 まだま…

男女間の友情が成り立つかって、わりとどうでもいい

今週のお題「怖い話」 定期的に出てくる怖いお話の一つが、「男女間に友情は成立するか」という問題です。 男女の友情を成立させるために必要なたった1つの考え方 | ラブホの上野さんの相談室 言葉の定義が人それぞれで違うために正しく解決されない問題の…

たかが散髪がとっても深い癒しになる理由

お題「わたしの癒やし」 お題「我が家のここが好き」 きょうは一日中、雨が降ったり止んだりで気温も高くならなかったので、久しぶりにあることを行いました。 普通の家庭ではあまりやらないと思うのですが、奥さんのヘアカットです。 子どもが小さい時に、…

神話のような時代は、かつて誰にでもありましたよ 「児玉まりあ文学集成」三島芳治

お題「我が家の本棚」 きょうは出会えてよかったマンガの一冊である、三島芳治さんの「児玉まりあ文学集成」を紹介します。 このお話は、文学部部長の児玉まりあさんと、入部希望者の笛田くんのほぼ二人だけの舞台でお話は進みます。 文学部には、部長の児玉…

父は怖かったけど、帰ってくるとうれしかった

雨っぽい月曜日ですが、関東は今週ずっとこんな感じのようです。 子どものころ、父親の仕事の関係で、日本各地を転々としていました。 一つの地域には長くて3年くらいで、幼稚園から小学生くらいの子どもには過酷な環境です。その過程で、私は特定の地方の訛…

どうしても捨てられないものなんてあるんでしょうか

お題「捨てられないもの」 捨てられないものについて考えてみたのですが、ほんとうに捨てられないものってあるでしょうか。 よくよく考えてみると、意外に少ない気がします。 生活用品、家具、家電 家具や家電、生活用品など、ふだん生活で使っているものは…

私にとっての宝物は 物でも人でもなく時代でした

お題「わたしの宝物」 自分が大事にしている宝物ってあったかな…と考えてみたのですが、物としてはありませんでした。 では奥さんとか子どもたちとか定番の答えも考えてみたのですが、これもどうも違います。私にとって彼らは他人であり、私と全く違ったもの…

みんないなくなってしまった

今週のお題「好きなお店」 好きなお店がずい分過去のものになってしまいました。 大学時代によく行っていたお店はほとんど閉店してしまっています。 今は大学時代に住んでいた街からかなり離れたところに住んでいるので、数年に一回くらいしか行けないのです…

とてもやさしいコミュニケーション障害のお話 「古見さんは、コミュ症です。」オダトモヒト

お題「我が家の本棚」 17巻が出たばかりの、オダトモヒト「古見さんは、コミュ症です。」は、これまでのお話から大きく動いた、とても内容にボリュームのある巻でした。 「古見さんは、コミュ症です。」のお話は、美人で何でもできる古見硝子(こみしょうこ…

子どものころからノマド体質 旅が私の在るべきところ

お題「ささやかな幸せ」 今年は思いもしないコロナウィルス騒動で、卒業や入学が延び延びになってしまっています。 日本の学校や会社は、4月が始まりのケースが多いので、3月はそれまでの暮らしから、がらりと変わった新しい世界に切り替わる前の、とても不…