「これまでに読んだ本で、人生に影響したくらいの本って、どんなのがある?」
「忘れられない映画っていえば?」
うちでは、夫婦でいろいろなテーマを出して話をすることがあります。
お互いのいろいろな物事に対する考え方を知ることもでき、自分の知らない相手の一面を知ることもできるこのイベントは、不定期に、思いついた時に開催されます。
自分の考えていること、相手の考えていることと、その根幹を知ることができ、なかなかにスリリングで楽しいイベントになります。
このイベントで注意しなければいけないのは、最初の言葉を出すタイミング。
これから寝ようというタイミングでこの言葉を出してしまうと、眠りにつくのが大幅に遅れます。
しかも、自分の中の宝物を取り出し続けるわけなので、白熱してくると話は2時間を超えることもあり、いろいろ充電されまくって帯電しながら眠ることになります。
そんなに帯電した状態で眠れるわけありませんね。
寝床に入ってからもぽつん、ぽつんと話は続き、言葉が途絶えるとようやく眠りについたということになります。
翌日はずいぶんと寝不足になってしまうのですが、充電されまくっていると一日くらいはそれほど眠くならずに済ませられます。
子どもたちがいた時は、子どもたちも含めてこのイベントを行っていましたが、生きてきた歴史がまだ浅いし、ほぼ家庭+学校くらいしか経験値がないので、それほど広がりません。
子どもたちが独立してからの方が、話ははるかに遠くまで広がるようになりました。
これは、どんな分野のテーマでも引き込めます。
「履き心地のよかった靴」
「好きなスポーツとその魅力」
「好きなコンビニ」
「行きたいところ」
「好きな歌」
「子供のころに好きだったおやつ」
「印象に残った絵画」
「好きな風景」
「子供のころにやった遊び」
「好みのタイプの芸能人」むむ、これは少し危ない話題かな。
参加者がのれるものなら何でもOKです。
たまにこういうことをやると、夫婦の間の関係は悪くなりません。
注意しなければいけないのは、相手の言ったことを否定はしないこと。
自分に理解できない場合は、新たな知見を得たと思って、
「へえー、そういう考え方もあるか」
「おもしろいかも、それ」
「なるほど、わからん」
くらいにとどめて、相手の心を閉ざさないことです。
これをやっていると、多分一生飽きません。