今週のお題「鬼」
きょうは節分会です。
うちではこの日にはすべての電灯をつけ、窓を開けて豆まきを行ってきましたが、きょうは風邪気味ということもあり、窓は開けずに済ませてしまいました。
とりあえず、病魔も含めての今年のお祓いは無事に済ませることができました。
追い払われる鬼ですが、鬼には2種類の特性があります。
向かってくる鬼と、待っている鬼です。
わかりやすいのは向かってくる鬼です。
明白な悪意を持って向かってきてくれるので、こちらの心構えも整い、準備もできるので、しんどいなりに対抗することができます。
もっとずっと怖いのは、待っている鬼です。
自分が進んでいる道の先に待っていて、にこやかに笑いかけてきます。
もちろん、待っている人は鬼でない者のほうがはるかに多いのですが、その中に鬼が潜んでいることがあります。
見分けるのは非常に難しく、場合によっては言葉を鬼祓いの豆に替えて打ち当てることで見破るなどしなければ見分けられません。
鬼たちは家族や友人、教師や同僚などの姿をとってくることも多いので、知っている相手だからと幻惑されてはなりません。
自分にとって害をなしてくるものであれば、きちんと対応して距離を測り、打ち鬼をしなければなりません。
待っている鬼を思うときに、自分自身のうちにも鬼の気配を感じることもあります。
自分にこそ厳しくこの魔を祓う豆を打ち当てなければならないのかもしれないと思う私もいます。