JP Road mirage - Sumomo Toxin / すもも毒素

現在波乱の真っ只中です。そんな中で実際にしたこと、感じたことを書いていきます。これが誰かの助けになればうれしいです。

コロナが変えてしまう日本の始まりを見ています

お題「#この1年の変化

私はすでにリモートでの仕事がメインになっていたので、コロナで外に出られなくなっても、仕事の面では個人的には生活が大きく変わるということはありませんでした。

そんな立場なので、ある意味、社会の大枠の外側から変化を見続けることになったのですが、ちょっと怖いような変化が起きています。

日本には、これからこれまでにない変化が起こるかもしれません。

社会的な変化

緊急事態宣言などを受けて、本格的にリモート勤務を採用する企業も増えました。

同じ職場で顔を合わせて行う時間が大幅に減りましたが、多くの人は「あれ?」と思ったはずです。

確かに瞬時に意思を交わせるレベルのコミュニケーションは難しいですが、仕事を進めていくうえで障害になるほどのコミュニケーションロスは発生しなかったのです。

実際に東京都内のオフィスの契約解除が増えています。

このまま仕事がリモート主体になると、社会の在り様がドラスティックに変わっていくことになります。

 

人が集まるところが会社という考え方がなくなります。

そうすると、人が集まるための交通機関は必要なくなります。

また、人が集まらないので食事をするところが必要なくなります。

ビジネス街にある商店やコンビニも客がなくなります。

オフィスに関わる設備や施設のメンテナンスも減ります。

オフィスビルなどのテナントも、そこに来る会社員が立ち寄るデパートも不要になります。

通勤しなくてよくなると、家賃の高い都心に住む必要がなくなります。

 

私は勤めていたオフィスが統合されて、それまでいたオフィスが閉鎖になった経験があるのですが、閉鎖になった後に元のオフィスあたりに行ってみたことがあります。

付近にあった食堂、コンビニ、事務用品店、クリーニング屋、パチンコ屋までがつぶれてしまっていました。

食堂はかなり歴史のある店だったのですが、オフィスが移動したあと、半年で閉めざるを得なかったようです。

 

その時と同じことが、もっと大規模に、東京だけでなく人の集まる大都市で起こるでしょう。

なにせ、人が集まってはいけない時代になってしまったのですから。

これから進む変化

これとは逆に、通信販売を行うアマゾンや楽天市場は利益が伸びています。

実際に物を手に取らないと不安だから、通信販売は使いたくないと言っていた大多数の人が、通信販売に頼るようになってきたのです。

物流業はこれまでにない活況を呈してきています。

土地の安い地方に大きな倉庫をおいて、そこから商品を個々の家庭や企業に送付する商流がメインストリームになってきます。

人の流れもこれまでとは全く変わってくるでしょう。

 

一度廃業した企業や商店、食堂は再開することはかなり難しいです。

コロナ禍で締めざるを得なくなったお店が増え、人も流れ出た後に、もう一度企業が東京に戻っても、それをサポートしてくれるお店はもう戻ってきません。

 

日本の姿は、これまでと全く変わった形になるでしょう。

私たちは今、大きな変化のただなかにいます。

自分がどちらに進めばよいかは、自分で考えなければいけません。

少し厳しい時代が始まりそうです。