今週のお題「大人になったなと感じるとき」
今年は雪も厳しく降り、昨年に続いて自然との共生が難しくなっています。
テレビの画面で2階建ての家の2階まで届きそうな雪を見て、なつかしくなりました。
雪国の冬はとても過酷ですが、そこで過ごした日々は忘れられません。
大人になったと感じたのは、いつのことだったでしょうか。
大学に行くために家を離れた日?
就職して生計を親と分かった時?
結婚した時?
子どもが生まれた時?
どれも個人として独立した日と考えられるのですが、大人になった日としてはしっくりきません。
人間関係に大きな変化はありましたが、自分以外の要因で起こる変化で、自分が大人になったと感じることはありませんでした。
私はいつ、大人になったのでしょう。
小学生の時に、買い物を頼まれたことがあります。
それまでに持ったことのない5千円という大きな金額のお札を持って出かけたのですが、どこかでそれを落としてしまったのです。
冬の日で暗くなっていく中、必死で探したのですが、けっきょく見つかりませんでした。
親が心配して迎えに来て、お金を失くしたことを謝り、うちに帰りました。
自分がやるべきことに対して、それを達成できなかったことに対する申し訳なさは、責任感というものだったと思います。
おそらく、私はあの時大人になったのだと思います。
周りの人を見ていて、「あの人はいくつになっても大人になれないな」と感じるときに見ているものは、自分の行動に対する責任感です。
自分のやるべきだったことを達成できなかったことを認められず、周りに責任を押し付けるような人は、いつまでたっても成長できません。
些細なことに対しても、自分がそれに対して責任を持つという意識を持つようにすると、これまでと違った見方で周りを見ることができるようになります。
会社の帰りにネギを買っていくというタスクを正しく引き受けるところから、人生を変えていきましょう。