JP Road mirage - Sumomo Toxin / すもも毒素 ネタバレ要素多数につき、お気をつけください

食費より書籍代の高い、重度の活字中毒者です。本やマンガを読んで感じたことをネタバレありで綴っていきます。誰かが本を手に取るきっかけになればうれしいです。

極限の中で、しあわせの本当の形が見えてくる 「戦争は女の顔をしていない」小梅 けいと、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 

お題「我が家の本棚」

 

お正月早々に、とても重いマンガを読んでしまいました。

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんの書いたものを小梅 けいとさんがマンガ化した「戦争は女の顔をしていない」です。

 

お話の舞台は、ソ連がドイツと戦った第二次世界大戦です。 

祖国を守るために、男性だけでなく多くの女性も進んで戦地に赴きました。

彼女らがそこで何を見て、何を経験したか、本当の事実をつかみだしたものが語られます。

原作者が女性だったせいか、女性たちが本当に感じたことを知ることができました。

その誰もが戦争など大嫌いで、それでも自分たちの国を、家族を守るために戦ったのです。

読んでいるうちに、それぞれの人たちが戦争がなければ得られたもの、失われなかったものを考えてしまいます。

 

なるべく多くの人がこれを読んで、いろいろなことを考える機会を持ってもらえるとよいと思います。