今週のお題「読書感想文」
今、とても真剣に読んでいて、熱中しているお話があります。
まだ未完なのですが、先が気になって仕方ない作品です。
物語は、主人公がまだ乳幼児のころの断片的な記憶から始まります。
とても狭い、暗い階段をのぼっていくところが始まりの記憶です。
この階段は主人公が生まれたころに両親が住んでいた社宅の階段です。
風呂に入っている時に、曇りガラスの窓越しにたくさんの灯りがゆらゆらと揺れていました。
その外には田んぼが広がっており、そこに何のための灯りがたくさん灯っていたのかはわかりません。
主人公の父親の仕事の関係で、主人公の一家は深い山に近いところを転々として、小学校の間に数回も転校します。
その経験は、主人公に初めて会う人たちと交流する時に役立つ経験を与えてくれます。
主人公は山に入ることを恐れず、不思議な経験をいろいろします。
都会の小学校に行ったこともあったのですが、その時は近くを流れていた大きな川に行くのが楽しみでした。
人と交流するのは得意になったのですが、やはり自然の中にいる方が落ち着けるのです。
彼は小学校から中学校、高校から大学へと進み、さまざまなイベントをこなしながら彼は成長するのですが、大学で多くの友人と出会い、その後の人生を共に歩むことになるパートナーとも出会います。
大学を卒業して企業に就職し、情報技術の仕事に携わることとになります。
数学的に明快で、黒白がはっきりしている情報技術の世界は彼に合っており、そこでもいろいろなことを学びます。
やがて子どもが生まれ、その子たちと一緒に成長を追体験し、やがて子どもたちも独立していきます。
独立した時にあるかと思われた育児ロスもほとんどなく、再びパートナーと二人だけの暮らしになった彼にとって、日々はとても楽しく、新しいことに手を出しています。
彼がどこまで行くのか、これからどのようなことが起こるのか、このお話の先を読んでいくのが楽しみです。
あと何年、このお話の先が残っているのでしょうか。
短くても長くても、そこで起こるいろいろなことを楽しんでいきたいです、