JP Road mirage - Sumomo Toxin / すもも毒素

現在波乱の真っ只中です。そんな中で実際にしたこと、感じたことを書いていきます。これが誰かの助けになればうれしいです。

英語でもなんでも、使えるようになるためにはエサと燃料がいります

「わたしと英語」

会社にいる時、私は英語が得意な人たちの中に分類されていました。

外資系なので、英語を使う機会はけっこうありました。週に何回かある海外とのネット会議に出席させられていましたし、海外出張にも何回か行かされました。

後で聞いたら、「海外出張は断固拒否します!」という人が大勢いて困ってしまい、私に声を掛けたら、「大丈夫ですよ。行けます」と答えたので、ラッキーとばかりに送り込まれたらしいです。まあ、いいけど。

英語は学生のころから得意でしたが、特に英会話学校に行ったわけでも海外留学をしたわけでもありません。中学、高校、大学でやった学校の勉強だけです。

そんな私がいきなり海外に行けるほどの英会話力を身につけているには理由があります。誰でもできることなので、ちょっと聞いてみてください。

純粋国内企業がまさかの外資

私が入った会社は、純粋国内企業でした。

けっこうのんびりと楽しくやっていたのに、まさかの買収、そして外資化!

少しずつ英語の要求が増え、TOEICを受けさせられ、TOEICスコアが昇進の要件になり、うちの部門にも外国から人が来て、日常的に英語の会話が要求されてきました。

もともと英語力の要求されていない会社でしたから、英語アレルギーでパニックになる人も多かったのですが、私はそれほどダメージを受けませんでした。

昔から英語をやることに対する大いなるエサがあり、ゴーストの囁きに従ってそのえさに食いついていたから、英語に対する抵抗がなかったのです。 

好きなものが助けてくれる

私に差し出されたエサと燃料は、映画でした。

燃えよドラゴン」という映画をご存じでしょうか。

ブルース・リーというアクションスターがほぼ007ドクター・ノォそのままのストーリーで戦いまくる映画です。

はまりました。

これ以上はないくらいにはまり、映画の音声のレコードを買い、何度も聞いて、セリフをほぼ完全コピーしました。今でもリーが墓の前でつぶやくシーンとか、ハンがローパーを仲間に誘うシーンとか言われれば、全員のセリフが出てきます。

ドラゴン危機一髪、ドラゴン怒りの鉄拳、ドラゴンへの道など、ほとんどの映画のセリフを覚えています。

このおかげで、英語をしゃべることが苦にならなくなり、発音もかなりよくなりました。完全コピーなので、赤ん坊が初めて言葉を覚える時と同じ条件になったのだと思います。

さらに、中国服やカンフーシューズ、ヌンチャクを買うために、香港に英語で通販を申し込んだりしました。そのころはネットもなく、雑誌などから情報を集めて、中学校の授業で海外の中学生とペンフレンドとなった時に学んだ英語の手紙の書き方を駆使してカタログを送ってもらい、注文したりしていました。

英文メールに関しても、中学生の時点で海外通販ができていたのです。

燃えよドラゴンから始まって、映画ファンになり、外国映画を見まくったため、いろいろな映画からいろいろな言い回しを学びました。

たくさんの映画を見るうちに感じたのは、映画のセリフはかなり平易な言い回しになっているということです。

原作のある映画を見るとよくわかるのですが、原作では凝った言い回しのセリフが、かなり聞き取りやすいものに変わっています。映画はいろいろな人が見るので、高尚さよりわかりやすさが 優先されるのでしょう。

映画で英語を覚えたことは、わかりやすい英語をしゃべるという意味でもちょうどよかったと思います。

ほかにもPeanutsというマンガや、マザーグースなどに興味を持ったため、英文を読むことについても抵抗はだいぶ少なくなっていました。

まずは話してみること

そんなわけで、職場に英語しか喋れない人が来た時に、構えずに英語で話しかけることができたのだと思います。

相手も英語が通じないところに来て不安を感じているわけです。そんな時にブロークンだろうが文法滅茶苦茶であろうが、話しかけてくる相手はありがたかったようで、つたない英語につきあってくれました。

とにかく話をしてみれば、自分の英語のどこが悪いのか、相手の英語の言い回しはどんななのかを知ることができます。

いろいろな地域から来る人もいて、いちばん混乱したのはオーストラリアの人の発音です。Aをアーで発音するんです。Todayをトゥダーイと言われて理解できず、スペルまで聞いて得心しました。

この話をドイツ人の上司にしたら身体を曲げるほど大笑いしていました。方言のおかしさって、世界中であるんですね。

もう一つ気にかけているのは、プレゼンをする場合は必ずお笑いネタを仕込むことです。話の中で笑いをとることで、相手の私の話に対する集中度が変わってきます。

あと、ウケるとうれしいし。

まとめ

英語をしゃべれるようになりたければ、まずは喋ってみることです。

ネィティブ相手に喋ることより簡単に上達する方法はありません。

社内にそういう相手がいれば、相手もこちらに歩み寄ってくれる気持ちがあるので、本当に勉強になります。

あとはエサですね。自分の好きな分野について海外の掲示板やコミュニティで発言してみるといいと思います。

最近はマンガの英訳もたくさん出ているので、好きなマンガの英訳本を買って読んでみるのもいいと思います。マンガの「のだめカンタービレ」では、このやり方をフランス語の学習に使っていましたね。

日本語版は当然頭の中に入っているから、ここをこんな言い方にするのかなど、興味が出てくると思います。

英語は勉強するというより、使っているうちに身についてくるものなので、あまり構えずに取り組むくらいでちょうどいいと思います。 

気楽にやりましょう。 

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