JP Road mirage - Sumomo Toxin / すもも毒素

現在波乱の真っ只中です。そんな中で実際にしたこと、感じたことを書いていきます。これが誰かの助けになればうれしいです。

「声がだせない少女は『彼女が優しすぎる』と思っている」矢村いち

お題「我が家の本棚」

きょうは矢村いちさんの「声がだせない少女は『彼女が優しすぎる』と思っている」を紹介します。

 

絵を見るかぎりではそれほど惹かれなかったのですが、お話を少し読んでどうしても買ってみたくなりました。

声の出なくなった主人公の真白 音(ましろ おと)さんと、一匹狼の心先 菊野(ここさき きくの)さんが交流しながらお互いを理解していくお話です。

あ、あなた。ありきたりだと思ったでしょ。

でも違うんです。ネタバレは嫌なのでこれ以上は書きませんが、それぞれ心の痛みを抱えていて、お互いの存在がそれを癒して、もっと良い二人になり、もっと良い明日を思い描けるようになっていくのがとてもわかりやすく描かれています。

始めは菊野さんが一方的に与え過ぎと感じたのですが、決してそんなことはありませんでした。

 

「なんか天ぷら増えてる!!」

「今まで通りでいいよ 
 まっすぐで お人好しで
 バカの真白さんで」

からの

「みつけたぞ バカ」

泣けます。

 

しかし、開始してすぐの12ページであれはな~。ぶちこんでくるよな~。

奥さんも読んだのですが、「なにこれ、いきなり!」と騒いでいました。

まあ、その通りです。

 

これもツイッターで見かけて買ったのですが、とてもよい拾いものでした。

マンガ家さん自身やファンの方が紹介してくれると、ふだんは買わないようなものにも触れることができるので、うれしいです。

また一つ、続刊が楽しみなマンガが見つかりました。