コロナウィルス騒ぎの一環で、おバカニュースがありました。
ニュース速報‼️
— たーか@ムスメニウムまだ❓🕺 🇺🇸🌸🇯🇵🛩🚁🏍🏎 (@Jet_Driver_) 2020年3月11日
ジョン トラボルタがコロナ感染の疑いで入院しましたが、担当医師によれば
ただの サタデーナイトフィーバー(土曜熱)であり彼はステイング アライブ 生きているとの事です。笑 🤣🤣🤣🤣 pic.twitter.com/cACrHrSgoo
まあ、コロナにはかかっていなかったのでよかったねという話ですが。
「ステイン・アライブ」は「 サタデー・ナイト・フィーバー」の続編です。
続編でありながら、作品のティストがまったく違うので初めて見た時はとまどいました。
サタデー・ナイト・フィーバー
「サタデー・ナイト・フィーバー」はディスコの華やかさを前面に押し出しながら、格差社会の暗示をそこここにちりばめた、頭のどこかで「でもけっきょく…」と思ってしまうような作品です。
この時期はタクシードライバーのように、思い切り力を発散させながら、どこか頭を押さえつけられた陰鬱な映画が多かったと感じます。
サタデー・ナイト・フィーバーの主人公は、成功者の街であるマンハッタンのすぐ隣にあるブルックリンのペンキ屋で働く青年です。
休みの前の土曜日に、いつものつまらない仕事の憂さ晴らしにディスコで踊ってひとときのヒーロー気取りを楽しんでいます。
この時だけは楽しいけれど、明日が明るくなるとは思えない中で、主人公は野心を持つ女性と知り合い、自分も好きなダンスでコンテストで優勝することで、次のステップに進めるのではないかと考え、本気でダンスに取り組みます。
ハッピーエンドなのですが、街のディスコのダンスコンテストに優勝しても、主人公の環境は変わるわけではありません。明日からの生活はこれまでと変わらず、明るい未来が待っているわけではありません。
見たあとに高揚感はなく、けだるい余韻が残りました。
「ステイン・アライブ」はこの映画の続編ですが、ティストが全く違います。
コンテストに優勝した数年後から始まるお話は、とてもエネルギーに満ちています。この映画については、次回にご紹介します。
おまけ
サタデー・ナイト・フィーバーでは全編ビージーズのディスコミュージックが使われており、音楽も大ヒットしています。
この映画からディスコブームが始まった、インフルエンサー・ムービーでもあります。
主人公がディスコでひっかけた女の子とベッドインする際に、「アル・パシーノに似ている」といわれて、翌朝鏡を見ながら「似てないぞ…」とつぶやき、部屋の掃除に来たおばあさんの前で黒いパンツ一枚で「アル・パシーノ! アル・パシーノ!」と叫びながら腰を振りまくるというシーンがあり、「なんじゃこりゃ…」と絶句した思い出があります。
(あと、トラボルタの踊りが今見ると器械体操のようだとか… あ、いえ、恰好いいですよ? たぶん)
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