今週のお題「最近見た映画」
ずいぶん前に一人で見たらとんでもない映画だったので、どうしても奥さんにも見せたいと思っていた映画を、テレビ東京がまたやってくれました。
アントニオ・バンデラス主演の「デスペラード」です。
南米の雰囲気がとてもよく出ている映画で、ティストがとても不思議な感じです。
アクション映画なんですが、 音楽の入り方が映画というよりミュージックビデオのように主張が強く、華麗な音楽が野蛮なアクションと不思議にしっくりと合って、だんだん取り込まれていってしまいます。
何だこれはというくらいに人が殺されるのですが、基本は銃なので、それほど残虐な感じはありません。
ただ、血のりの量が驚くほど大量です。
撃ち合いのあった酒場を掃除するシーンが長々と続き、血のりを拭いているのか塗りつけているのかわかりません。
主人公のエル・マリアッチのアクションはとにかく華麗で、「そのポーズ必要?」「なぜ足をクロス?」など、見どころ満載です。
そして最後の対決で出てくる無敵の助っ人二人が最高です。
武器もすてきですが、対決場所に来るところから最後まで、セリフが一言もありません。
これは絶対に実際に見てもらった方が楽しめるので、ネタバレはしません。
でも、「その左足はなに?」とだけは言わせてもらいます。
血みどろアクション映画なのに、とても切なく、美しさを感じる映画です。
これは機会があったら、ぜひ見てみてください。
血みどろシーンを我慢すれば、最後の決闘でアクション映画史上まれに見る戦いを堪能できます。
奥さんも私も大爆笑しながら、最後まで楽しめました。
最後は、「拾うんなら最初から投げるな」でしめます。
とりあえず、ギターケースは最高です。