今週のお題「買いそろえたもの」
子どものころ、小学校に入学したときにたくさんの学用品を揃えてもらいました。
なにか夢のような世界へ進んでいくための初期装備をもらったようで、ずいぶんと意気が上がったように覚えています。
特にさんすうセットは細かいパーツがたくさんあって、まるでゲームのアイテムのようでした。
実際のところは、学校でさんすうセットを使ったのは数回で、あとはずっとロッカーの中に置いておかれていました。
子どもが小学校に入るとき、やはり同じように買い揃えたのですが、昔を思い出して胸ときめきました。
新しい生活を始めるときに、それまでの生活になかったものを揃えるというのは、新たな世界の片鱗を垣間見るという意味もあるのかもしれません。
それから新しく何かに興味を持つと、それで使うアイテムを一通り揃えてから取り組むのですが、これがあまりうまくいきません。
初心者用のアイテムで揃えると、少し進んだところで道具に不満が出てきます。買い替えたいと思っても、同じアイテムを2個持つことが嫌で、上級バージョンを買うことを躊躇してしまいます。
だからと言って上級者向けのアイテムで揃えると、技術が上達しないと使いにくかったりして、そのこと自体をやりたい気持ちが損なわれてしまいます。
キャンプ用品はテントや寝袋にタープ、ツーバーナーコンロやランタン、テーブルなど、フルセット揃えました。
それなりにキャンプにも行ったし、コンロやランタンはガソリン使用のものを揃えたので、震災の時にはずいぶん役に立ってくれました。
アウトドア用品はキャンプ以外にも役に立つので、これは揃えてよかったですね。
木工用の電動工具もかなり揃えました。
子ども用の長くて奥行きのある机や壁をくりぬいた本棚、屋外のフェンスやサイクルハウスなどの作成や、家具の補修に使って役に立ってくれました。
電動工具は一気に揃えたわけではなく、やりたいことに応じて買い足していったら、ドリルにサンダー、ジグソーに回転鋸、ドライバーなどを所有しており、今もどんどん使っています。
電工関係の工具類も少しずつ揃えてきて、いろいろなアイテム修理に活かしています。
何かを始めるときに、必要なものを一通り揃えてしまうのも気分が上がりますが、実際に役に立つ道具を揃えるなら、どうしても必要なものだけを用意して、新たなアイテムはそれが必要になったときに、その時の自分のレベルに合ったものを選んでゆくのがよさそうです。
それでどうしても我慢ができなくなったら、初心者向けアイテムからプロ仕様のアイテムに切り替えていけば、満足度の高い生活が送っていけそうです。
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今見ても、さんすうセットはすごく愛着のあるアイテムです。
