今週のお題「あったか~い」
空気も風も冷たい季節になりました。
頬が冷え切るようなこの季節の空気感は嫌いではありませんが、寒風に身体を晒した後は、身体が心底冷え切っています。
そんな身体を温めてくれるものがあるから、全身を冴え渡らせることができるのかもしれません。
ココア
冷え切った身体は暖房器具などではなかなか温めることはできません。
そんな時には身体の中から温めるのがいちばんです。
珈琲に紅茶、生姜湯や甘酒などいろいろ温かい飲み物はありますが、冷え切っている身体には熱くて甘いココアがいちばんです。
熱いココアを少しずつすすっているうちに身体の芯がほどけてきて、家に帰ってきたという実感がわいてきます。
鍋もの
寒い季節に嬉しい食事といえば鍋ものです。
もつ鍋やキムチ鍋、鴨鍋にちゃんこ鍋など、どれをとってもおいしいのですが、時々無性に食べたくなるのがスッポン鍋です。
ほかの鍋と変わらず、おいしいと思いながら食べるのですが、スッポン鍋は食べたあとの雑炊が絶品なのです。
しばらくはこの味が忘れられなくなりますが、一週間くらいするとすっかり抜けて社会復帰できます。
そしてまたある日、不意にスッポン様が降臨するのです。
灯油ストーブ
暖房器具としていちばん温かさを感じるのは、灯油ストーブです。
寒くなって出してきて、初めに火をつけた時に匂いを感じると、
「ああ、今年も冬が来た」と実感します。
お風呂
熱いお風呂に身体を沈めると、暖めた部屋にいたはずなのにまだまだ冷えていたところがあるのに気づきます。
冷たさやつらさなど、外の世界で身体にまとわりついたものがお湯に溶け出してゆき、ようやく心の底からリラックスできます。
お風呂から出たら、自分はもうクリーンな自分自身に戻っているように感じます。
ホワイトクラウド
寝具に強いこだわりはないのですが、冬にこれだけは欠かせないのがホワイトクラウドの敷毛布です。
電気毛布を使っていたこともあるのですが、喉が渇いてしまうので困っていましたが、これを使うようになってから電気も使わずに暖かく過ごせます。
4年くらいで毛が抜けてしまって交換するのは高価なので痛いのですが、もうこれなしで冬を過ごすことは考えられません。
入ってすぐに暖かくなり、朝までぬくぬくです。
パートナー
志ん生さんの噺で、働かないでいいところなしの旦那の愚痴をいいまくる女に、なんでそんな男と別れないのと言われて、「だって… さぶいんだもん…」と返す女性のセリフがぐっときます。
パートナーとのきずなは、寒いからくっつきたいという気持ちで続くくらいで十分で、いろいろなことはどうでもいいんじゃないでしょうか。
ホワイトクラウドがなくても、眠くなってしがみついてくる奥さんがいれば十分なのかなと思います。
暑い季節にはくっつけないので、これからの季節はずっとくっついていられます。