今週のお題「雛祭り」
うちは兄弟が男だけで、子どもも男しかいなかったので、雛祭りはうちの中に入ってきませんでした。
奥さんに聞いたら、奥さんのうちでも雛祭りはやらなかったようです。
近所のうちで雛祭りの集まりがあって行ったことはあるそうですが、白酒と雛あられがふるまわれ、雛人形を眺めてかわいいねとか言い合って解散になったそうです。
やはりよくわかりません。
本当は怖い雛祭り
どちらかというと、雛祭りには怖い印象があります。
年に一度しか開かれない雛人形を祀って、女児だけが集まって白酒を飲み、菱餅や雛あられを食べながらお話をするイベントです。
本来は男の子の節句である子どもの日と同じように、女児の健康と成長を祈って行われる儀式です。
女児が受ける災厄を雛人形に移して、川に流したり燃やしたりして彼岸に送り遣るのが目的ですので、雛人形が怖くないはずはありません。
流し遣らなければ、そこに災いが積もってゆくのは当たり前のことですから。
古い家に代々伝えられているお雛様は、ムサカリ絵馬と同じような要素も持っているのかもしれません。
おいしい雛祭り
儀式としては怖いのですが、雛祭りに出てくる食べ物には興味があります。
菱餅と雛あられは毎年買って食べています。
菱餅は薄く切って、焼いて砂糖醤油をつけて食べています。
昨年は菱餅が出なかったので、どうしたのか奥さんに聞いたところ、「生協が出してくれなかった」とのことでショックでした。
やはり売れないのでしょうか。
雛あられは今年も買えたようですが、菱餅のことを考えると心が痛みます。
こうして日本の文化は失われていくのですね。
もう一つ、ちらし寿司を食べる地方も多いという情報を得て、今回奥さんに意見具申してみました、
うまくいけば、今年はちらしずしも食べられるかもしれません。
季節の行事というのはいいものですね。