ちょっとご紹介していいのかどうかわからない気分になっているんですが、高遠るいさんの「はぐれアイドル地獄変」11巻をご紹介します。
紹介しようと思ったら、Kindleでこれまで出ている巻の何巻かが「警告 アダルト商品」になってしまっているので、どうかなと思ったんですが、全巻じゃないんですね。
たしかに、「なんだよ、今回の巻は格闘技が少ないじゃん」と思ったことが何度かあったので、そのあたりがアダルト強めだったのでしょうか。
たしかに読み進めるのがきついほどエロが入ることがあるのですが、この人のエロはあまりピンとこないので、読み流しており、早く格闘技うんちくが始まらないかとページを繰っています。
高遠るいさんの格闘技うんちくは本当に面白いです。
一般的なところからとても深いところまで掘り下げて、夢の異種格闘技対戦を見せてくれます。
勝ち負けの理由が、「マンガでそこまで必要か？」というほどに深く語られて、「うんうんなるほど」と感じさせてくれるのが楽しみでエロ描写を我慢して買っています。
少し前に書かれた「CYNTHIA_THE_MISSION」というマンガがあり、こちらは殺し屋が殺しの技術を競い合うマンガだったのですが、これも途中から格闘技要素が強くなって、それが楽しみで全巻読みました。
「ミャ～」というミイラの猫とか好きでしたね～。
そのつながりで高遠るいさんの新作として見つけた「はぐれアイドル地獄変」では、ちょっとというか、かなり引きました。
でも主人公の南風原海空は空手道場の一人娘で、亡き父の空手を叩きこまれているという設定です。
ぜったいにまたエロそっちのけでやらかしてくれると思って読み続けていたら、いつの間にか「CYNTHIA_THE_MISSION」出身のキャラクターがぞろぞろ参加してきて、天下一武道会が始まり、予想通り格闘技うんちくマンガに変化（へんげ）してくれました。
11巻では、3つの異種格闘技戦が展開されます。
柔道vs八卦掌
ムエタイvsAIロボット
琉球唐手vs喧嘩空手
それぞれの試合に他の格闘技要素が入り、怒涛のようにうんちくが語られながら、ちゃんとおもしろいんです。
ちゃんとおもしろいうんちくというのはなかなかないもので、しかも八卦掌のうんちくとか、ほかのどこで聞けるというんでしょう。
これがある限り、私は高遠さんと海空ちゃんについていきます。
おまけ：
ミャンマーのナー・グラーさんには大爆笑させられました。
