会社にいる時は、さまざまな仕事をやってきましたが、いろいろな経験をするうちに、自分たちの仕事に有効な知識を集めて、それを使いやすくまとめてアウトプットするのが一番自分に合った仕事だとわかってきました。
アウトプットは、比較的得意でした。
個人でもホームページやブログ、メールマガジンを作って発信していました。
そういうことをしていると、アウトプットすることがそれほど面倒ではなくなります。
会社では、開発やプロジェクトマネジメントの標準化の関係であーでもない、こーでもないと、考え、悩んで、実際に開発を行う人が困るところ、悩んで無駄な時間を使ってしまうようなところがわかるようなマニュアルを作成して、対象者を集めて説明会などをしたりしました。
これはなかなか評判がよく、私が別の仕事についてからも開発者の間で使われていました。
自分の得た知識をアウトプットしても、使われないと、やった甲斐がありません。
よくあるマニュアルは、「こういうことをしたい時はこう」という内容が主で、トラブルシュートなどが付け足しで、ちょっとしかない場合が多いのです。
実際にマニュアルにすがりたい時は、それまでにないトラブルが起きて、どうしたらいいかわからない場合がいちばん多いです。
出来得る限りのトラブル対応の明記と、トラブルの種類によっての問い合わせ先を明記し、誰に訊いたらいいのかわからない状態に陥らないで済むようにするだけで、マニュアルの有用性はぐっと高まります。
問い合わせ先の担当者が変わった場合に、その部分だけ更新するだけで、長いこと使ってもらえます。
アウトプットをする時は、実際にそれを使う人のためにとって、どんな情報が必要かを考え、それを入れることで品質は上がります。
それが入っていないと、いかにきれいに仕上げられても、誰も使ってくれないムダ資料になってしまいます。
このブログでも、会社にいる時に学んだノウハウをアウトプットしていきたいと考えています。
何かが読んでくれた人の役に立てばうれしいです。