JP Road mirage - Sumomo Toxin / すもも毒素

現在波乱の真っ只中です。そんな中で実際にしたこと、感じたことを書いていきます。これが誰かの助けになればうれしいです。

3.11で防災に関する意識はリセットされ、今も更新され続けています

今週のお題「もしもの備え」

涼しくなると見せて、きょうもしっかり暑くなりました。

 

防災に対する意識は、かの3月11日以降大きく変わりました。

阪神淡路大震災が1995年、新潟県中越地震が2004年に起きているので、それまでも水や缶詰、懐中電灯などをある程度準備はしていましたが、さらにもう一歩進めて考えなければならないと思うようになりました。

あれからいろいろな備えについて考えました。

家族の間の連絡

3.11の際に、電話はほとんど役に立たなくなりました。

固定電話も携帯電話も使えなくなり、どんどん数の減っている公衆電話に長蛇の列ができていました。

3.11の時には電車も止まり、会社から帰ることができなくなっていました。

とりあえず家族の状況を確認したくて電話をかけましたが、やはりかかりません。

災害にあたって通話が殺到する音声通信がパンクするのは目に見えていたので、インターネットを介した伝言を送ることでコミュニケーションを成立させました。

どれか当たってくれと願いながら、複数の連絡手段を投げました。

一つは、電子メールによる連絡、

もう一つは、SNSを利用した連絡です。

SNSツイッターとLINEを利用しました。

送るだけ送っておき、見てもらおうという作戦です。

パケット通信のメリットで、SNSや電子メールは通るのが早く、夕方前には家族の無事が確認できました。

3月の寒い中、一晩を会社で過ごしましたが、翌日には鉄道関係者のとんでもない努力で電車が動いてくれたので、何とか家にたどり着くことができました。

連絡が全くつかない状況だったら、たぶん歩いてでも帰ったでしょう。

情報を得るための手段をたくさん確保しておくことは、こういう時に本当に役に立ちます。

防災袋

実際に地震にあった時に、防災袋を認識して持ち出すことは、難しいと思います。

毎日、重要なものを普段持ち歩いているカバンから防災袋に移すのは実際的ではありません。

私は懐中電灯に工具、エマージェンシーブランケットなどを車に積んでおり、いざという時はそれを使用するつもりでいます。

車も走行不能になるかもしれませんが、駐車場にあれば建物の下敷きになる可能性も低いので、持ち出すことは可能でしょう。

同じように、玄関あたりに備蓄の水や缶詰を置いています。

玄関の上には部屋がないので、家が崩れても比較的浅いところで取り出せると考えてのことです。

メインの備蓄分は台所にあるのですが、もし玄関側に崩れれば台所側の被害は少なくなるので、そちらから取り出せると考えています。

財布や通帳が気になるのは、生き延びられてしばらく経ってからだと思うので、持ち出すことは考えません。

備蓄しておく

災害の影響はそれなりに長く続きます。

それなりに備蓄をしなければいけないのですが、まずは飲料水の確保ですね。

食料品は、缶詰と常温で保存できるレトルトなどがよいでしょう。

災害時には停電と断水がついてくるケースが多いので、冷凍食品などは数日もたずにダメになってしまいます。

まあ、ケチケチ食べて1週間分あればなんとかなると思います。

何とかならなければ日本全体がどうしようもなくなっているので、あきらめるしかありません。

上でも言ったように、備蓄品は何ヶ所かに分散して置いています。

そのうちどれかが生き残ってくれれば何とかなります。

庭の物置きも被害を受けにくいのですが、内部が夏にはかなり熱くなるので、食料品を置くのには向いていません。

庭の物置きには、いざという時に役に立つキャンプ用のバーナーやテーブル、ブルーシートなどを置いているので、庭が使えるなら多少の煮炊きもできそうです。

また、冬には灯油が外に置いてあると何かと役に立つと思います。

インフラの準備

これまで、この部分までは考えてこなかったのですが、3.11や台風災害などで、携帯電話の充電などで困るケースが多く見受けられるので、電気の自給も考えるようになりました。

その結果のソーラー発電のテスト導入なのですが、晴れた日なら500wのポータブル電源が満充電になるくらいです。

携帯電話の充電などには十分です。

 

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 ソーラー発電を真剣に考えているのは、真夏に災害が発生した場合を想定してのことです。

今の日本の夏にエアコンがないと、生命の危険があります。 

さらに冷蔵庫が動かせれば、食品だけでなく身体を冷やすための氷なども手に入ります。

1,000w程度の電力を確保できれば、ある程度対応できるのです。

火力については、キャンプ用のガソリンバーナーがあります。

灯りは、やはりキャンプ用のガソリンランタンで対応できます。事実、3.11の計画停電の時には、庭でランタンをつけて家の中を照らしていました。

あとは水ですが、飲料水については備蓄しておくのがいちばん簡単です。

一つ導入を考えているのは、浄水器です。

 

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汚水でもこれを通せば飲めるようになるという代物ですが、泥をすすっても生きるだけの決心ができず、私にしては珍しくまだ購入していません。

あれから9年

もうあれから9年以上経つのですね。

地震だけでなく、台風や大雨など、近年見ないほどの災害が続いて大きな被害が出ています。

どのような災害でも、考えていた以上に復旧が遅れるケースが多いようです。

電線や水道管などのインフラに被害が生じた場合、1週間どころではなく数ヶ月復旧できないケースも出ています。

そうはいっても、数ヶ月分の物資を備蓄したり、インフラを自前で準備するには無理があります。

不自由が生じるのはある程度受け入れるとしても、当面生き残れるだけの準備はしておきたいものです。