「ねぶた」と呼ばれる藁の束を燃やしながら日本海に流し、夏の災厄や疫病を払い去る民俗行事「滑川のネブタ流し」(富山県滑川市)を見学。
— 副主席 (@SEI__jou) 2020年7月31日
一時は中止を検討したものの、「やはり疫病を払う行事だから」とのことで、規模を縮小して有志で開催に至った、とのこと。 pic.twitter.com/JSsBNu4Y9J
コロナの影響で、日本各地で恒例のお祭りが自粛で中止されたりしています。
人が集まり、密になるイベントはウィルスを媒介することになるので、見送るのもやむを得ない面もあります。
しかし、そんな理由で中止してはいけない祭りも日本にはあります。
多くの祭りは観光の色合いが強くなり、本来あった意味を理解している人が減っています。しかし、客寄せ目的で創作された一部の祭り以外には、本来別の目的があったのです。
ほとんどの祭りは人間とは別の世界にいるモノへの畏れや祈願を認識し、伝えるところから始まっています。
いつの間にか人がその機能を忘れ去ったとしても、祭りの方ではそんなことにおかまいなく、本来の機能が生きています。
富山県のねぶた流しは、疫病祓いのお祭りです。
今、まさにその機能が必要な時です。
有志の方が開催してくれたようですが、このような祭りが日本の各地で本来の姿で行われることを願っています。