今更ですが、三部けいさんの「僕だけがいない街」をご紹介します。
初めにアニメを見たのですが、マンガは読む気になりませんでした。
アニメはとても面白かったのですが、見るのがかなりつらい話だったので、ダウナーになるのが目に見えていたからです。それでもやはり気になって、遅ればせながらというタイミングで読みました。
マンガを読んで感じたのは、キャラクターが本当にしっかりと作られていて、それぞれ違った個性を持っていて、実際にいる人間のように思えてきてしまうということです。
そのせいで、よけいお話を読み進めるのがつらいという面はありますが、しっかりと感情移入をして、没入させていただきました。
謎解きが主になるお話では、主人公に魅力がないものもあるのですが、このお話の主人公の悟くんはとても前向きで魅力的です。
個人的に好きなキャラクターは悟くんのおかあさんと、友人のケンヤくん、ヒロインの雛月 加代さんです。
ほかのキャラクターもみんな愛おしいです。
でも、もう一度読み返すのには時間がかかりそうです。やっぱり子供がなくなる話はつらいので。