ツイッターで見かけて読んでみた奥山ケニチさんの「ワンナイト・モーニング」は、評判通りとても面白く読めました。
絵がとても垢ぬけていないのですが、それが妙にリアルな雰囲気を醸し出していて、 出てくる登場人物が本当にいそうに思えてきます。
お話は、男の人が女の人と一緒に食べる朝食をモチーフにして、二人の関係をいろいろ描き出してくれます。
けっして格好良くはないけれど、リアルで愛しく、ちょっと切ない雰囲気に包まれます。
好きなお話は、立ち食いソバのお話です。ベタですけど、いいお話です。
ハニートーストの女の子はとんでもなくいやらしくて、これもいいなあ。
作者が1巻で終わるとか言っていたのに、2巻が出たのはうれしい。私の買った一冊も、続刊に少しは貢献していますよね。
また柔らかくて繊細なお話を読ませてくださいませ。