今週のお題「外のことがわからない」
ようやく緊急事態が終わったかなと思ったら、案の定また東京や九州で感染拡大と、モグラ叩きのような状況が続いています。
それでも、外に出る人が増えてきており、何となく街は華やいできています。
会社を辞めてから、外に出てゆく機会が大幅に減りました。
奥さんを仕事に送ったり、買い物をしたり、実家に様子を見に行ったりくらいで、定期的に通う場所はありません。
子どもがいた時は、定期的に放浪したくなって目的地が大雑把なドライブによく出ていたのですが、子どもがいなくなってからは、目的がはっきりとしていないとドライブに出られない身体になってしまいました。
妄想能力が強いので
そんなわけで、外のことはコロナの前から遠くなっていたんですが、そこは子どものころから長年の間に肌で覚えた空気感で、実際に行ってみれば違和感を感じることはありません。
もともと妄想能力が強いので、どこに居ても、どこにでも行けるのですが、これはこれまでに得てきた現実の経験があってこそのことです。
観光地のように、場所も見るものも決められたとおりに通り過ぎるだけだと、人と同じ経験しか得られません。
経験したことのない事態を理解するためには、お仕着せのきれいに準備された観光ルートを通るだけでなく、人の行きたがらないようなところに行く経験を積み重ねる必要があります。
そのような多様な経験をしていないと、条件が少し変わったら外がどうなるのかわからないという事態に陥るのではないでしょうか。
生物の多様性と同じように、経験にも多様性を持たせないと、イレギュラーな事態があった時に動けなくなってしまいます。
だから、人生においてムダなことは何でもやってみたほうがよいし、何より楽しいです。