ここ数日はもはや夏というくらいに暑い日が続いています。
窓を開けていても蒸し蒸しとして、エアコンをつける日が増えています。
湿度が高いと、30℃程度で十分熱中症になる可能性がありますので、皆さんも注意してお過ごしください。
きょうはミニマリズムのテーマで、保険のかけ方について考察します。
保険については、ここ30年くらいの間に大きなパラダイムシフトがあったので、従来の考え方は、現在には通用しなくなっています。変化の原因は経済の変化です。
保険についての常識の大きな変化
「終身保険や学資保険には絶対入っておきなさい」と親に言われたことのある人は多いでしょう。
これは、かつては正しい考え方だったのです。保険で保障をとりながら資産を作ることは可能だったのです。
でも、今は全く通用しなくなってしまっています。景気が悪くなるとともに金利が低下して、保険を資産として運用する意味はなくなってしまっています。
貯蓄型の保険はペイしない
かつては郵便局の定額貯金という、低リスクでありながら10%近い金利で複利運用ができる貯蓄商品がありました。
つまり、貯蓄ベースでも10%のリターンが望めたわけで、うまく運用すればそれ以上のリターンが得られたので、資産形成の一つとして貯蓄型保険は意味がありました。
しかし金利が低下して、普通に運用したら2%を出すのも難しい状況です。
金利10%なら2%の運用手数料が取られても旨味はあったのですが、金利2%で2%の運用手数料を取られたら、得られるリターンはほとんどありません。
現在の終身保険や学資保険などの貯蓄型保険は、このような理由で入ってはいけない保険になってしまっているのです。
今は掛捨ての保険がいちばん高効率
現在のような低金利時代では、資産運用をどこかに委託することは、手数料を考えただけでリターンが望めないということです。
保険は必要な保障がある掛け捨て保険にして、貯蓄型保険との価格差+αを自分で運用するのがもっとも効率のよい資産運用になります。
つまり、保障と資産運用を分けていき、資産運用は手数料を最小にできる形で行おうということです。
資産運用は難しいところもありますが、長期にわたっての資産形成を考えるなら、積み立てNisaを利用して投資信託をするのが比較的安全で利率も高くなります。
必要な保険は何か
各家庭でかけている保険はいろいろなものがあると思いますが、絶対にかけておいた方がいい保険は3つです。
- 死亡保険 …自分が死んだときに困る家族がいる場合。独身ならなしでもOK。
- 火災保険 ...借家でも持ち家でも必要です。
- 自動車任意保険 …自動車を持っていれば必須。車両保険もかけたほうがよい。
死亡保険
子どもがいる場合、働いていない家族がいる場合は、かけておいた方が安心できるでしょう。
とりあえず、当面のお金の心配をしなくて済むくらいの保障をつけましょう。
大過なく過ごしていれば、まったく必要のないお金ですので、多めにかけてもいいことはないので、適度な金額に抑えるのが上策です。
火災保険
住む場所がなくなるのは、生活の中でかなり大きなダメージになります。
借家なら契約で入らなければならない場合も多いでしょう。
持ち家であれば、家を復旧するためには、すぐに用意できない大きな金額が必要になり、生活が破綻してしまう可能性があります。
生活破綻のリスクをある程度補填するためにも、入っておくのをお勧めします。
地震保険については、今のように地震が起きるリスクが高いとされている状態では入った方が望ましいのですが、掛け金がかなり高いのが難点です。
自動車任意保険
自動車事故のリスクは、自分が死ぬことや火災が起きることよりかなり高い確率で発生する可能性があります。
補償金額も家を建てるより高額になる場合もあるので、生活を破綻させないためには任意保険に入るのが必須です。
車両保険については、入ることをお勧めします。車がなくなっても生活に影響がなければ入らなくてもいいのですが、もしそうならそもそも車を買わない方がよいです。
自損事故だと車両保険でしか補填できません。車のサイドがへこんだような場合、修理代が30万円~50万円ほどかかることもあります。
私は昨年末、保険の見直しで車両保険を外したのですが、そのとたんにサイドをこすってしまい、修理しました。ドアだの塗装だのパネルだので、45万円かかりました。すべて自腹です。保険をかけていれば+2万円で、すべて補填されたのに。
というわけで、個人的に車両保険はつけることをお勧めします。わたしもすぐに車両保険を付け直しました。