昨日に続いて、今日も一日雨が降ったり止んだりの湿度の高い一日でした。
その上、寝不足気味なので目がしょぼしょぼしています。
寝不足になった原因が、夜半の大停電事件です。とりあえず応急処置をした後も、眼が冴えて眠れず、睡眠不足に致命的に弱いAB型の特性が発揮されてしまいました。
大停電事件の幕開け
昨夜、ベッドに入って読んでいた本も脇に置いて、そろそろ寝ようとした瞬間に、バチンと音がして空気清浄機や家電製品の立てるかすかな音がすべて消えました。
「停電!?」
「いや、雷も鳴ってないし… 近所の家は電気が点いてる」
「え、じゃあ何だろう」
電気が消えた室内は、控えめに言って真っ暗闇です。いつもは電源を切っていても点いている小さなLEDの灯りが意外に多かったのだとわかります。
居間に運べる電池式のワークライトが置いてあるので、目をつぶって手探りで居間まで行き、パソコンテーブルの横にあるワークライトを取りました。
目をつぶって行ったのは、暗い部屋の中を移動する時に、目を開けているとかえって歩くルートを間違えることが多く、目をつぶって行くとおいつもの部屋の中をイメージできるためです。
いざという時のために買っておいたワークライトは十分に明るく、その真価を発揮してくれました。奥さん用に懐中電灯を渡して、洗面所にある分電盤に向かいました。
何かの家電が点けっぱなしでブレーカーが上がっているかと思ったのですが、分電盤を見ると漏電ブレーカーが落ちています。ほかのブレーカーはONのままです。
これはとても嫌な予感がします。
一応漏電ブレーカーを上げてみますが、バチンとすぐに落ちてしまいます。原因確認が必要のようです。
暗い中、居間に戻って電気関係の書類を捜します。
「どう?」
「漏電ブレーカーが落ちてて、戻せない。何かしないとまずいね」
電気設備点検の時に業者さんから渡されたパンフレットに、漏電ブレーカーが落ちた場合の対応方法が書いてありました。これは助かります。
漏電ブレーカーが落ちた場合の対応
- 個別のブレーカーをすべてOFFにする
- 漏電ブレーカーをONにする
- 個別のブレーカーを一つずつONにしていく
- 漏電ブレーカーが落ちたら、そのブレーカーのエリアで漏電が起こっている
- つながっているコンセントをすべて抜いて、個別ブレーカーを上げてみる
- 漏電ブレーカーが落ちなければ、抜いた電気製品に原因がある。個別に確認する
- 落ちたら漏電の可能性があるので、電気会社に連絡
上の対応を試してみたら、「台所・玄関」のラベルの付いたブレーカーで落ちていることがわかりました。
ほかの部屋の電気は無事に点くようになったので一安心です。
とりあえず、コンセントはすべて外しましたが、やはり漏電ブレーカーが落ちてしまいます。外の給湯器の電源まで外したのですが、やはりダメ。
これ以上はできることもないので、翌日電力会社に連絡することにしました。
台所で電源が入っていないと困るものと言えば冷蔵庫です。これは居間から延長コードを使って給電します。
あとは… まあ、明日の朝考えればいいでしょう。
トラブル対応の一日
翌日、奥さんがいろいろ電話して、東京電力パワーグリッドの人が来てくれることになりました。
東京電力パワーグリッド
9時過ぎに東京電力パワーグリッドの方が来て、家の中外を見てもらいましたが、不具合は発見できず。
「うちでできるのはここまでです」
絶望的な言葉をいただき、絶望的な言葉をもらった人の顔をしていると、
「ここから先は電気工事屋さんにお願いすることになります」
「そ、その電気工事屋さんを紹介していただく事は出来るのでしょうか」
「はい、電気工事センターのパンフレットがありますので、お渡しします」
助かった。首の皮一枚つながった感じです。
一通りの確認で、費用は9,000円でした。
電気工事屋さん
さっそく最寄りの電気工事センターに電話をして、作業してくれる人を紹介してもらえることになりました。
10時過ぎに「これから伺います」の連絡があり、11時少し前に来ていただけました。
まずは分電盤で調べてもらうと、
「ん? これは来てる感じだね」
「んん?」
見ていると、電気工事士さんがダメなブレーカーをひょいと上げると、落ちません。漏電ブレーカーが落ちないのです。
「それ、さっきまで上げると漏電ブレーカーが落ちていたんです」
ここで気づいたのですが、ひょっとすると、トイレの照明のせいかもしれません。
冬は寒いので、電気を点けると暖房が点く優れものなんですが、それを東京電力パワーグリッドの方が外してみたんです。その時はやはり漏電しているということだったのですが…
電球を取り付けるところにコンセントを取る器具を取り付けているんですが、はめ直してみた時に、ゆるんでいたんです。
それを締め直して取り付けて、もう一回チェックしてもらったら、OKでした。
電気も点くし、電気器具も使えます。
...直った
一部釈然としない部分もあるけど、直りました。
よかった。
本当によかった。
この世界のすべてに感謝です。
お礼を言って電気工事屋さんを送り出しました。
請求は後で来るそうです。あまり高くないといいな…
とりあえず、すべては元通りになりました。
おまけ
そうそう、東京電力パワーグリッドの方に、分電盤が古いので変えた方がいいと言われました。
分電盤の耐用年数は15年で、うちのはもう30年近くになります。費用は8万円くらい。これも考えておかないといけません。
電気がなくなるというのは本当に怖いことです。震災の後の計画停電も、本当に神経をすり減らしました。
一系統の電気が使えなくなるだけでかなりのストレスです。
電気は今の社会になくてはならないものなのですね。
そういえば、ソーラ発電のテスト導入を始めて、半年ほど放置していますが、あれもそろそろ本格的に再始動します。
ワークライトは、かなり明るいので一家に一台あると安心です。
うちのはモノタロウブランドです。
足元ヒーターなども試しましたが、暖かさならこれです。
電気と連動しているので、スイッチを入れる手間もありません。もちろん、暖房だけを切ることもスイッチ一つでできます。ただ、電気を消し忘れると、ずっと誰もいないトイレを温め続けてしまうので、注意が必要です。