今週のお題「卒業」
最近のサラリーマンの方々は、65歳まで働くつもり満々の方が多いようです。
私は定年を待たずに会社を去ることを決めました。
30年以上所属していた会社を去るにあたって大きな感慨があるかと思っていましたが、喪失感や見当識の喪失もなく、意外にあっさりと新しい境遇に飛び込むことができました。
早期リタイヤ決断の根拠
早期のリタイヤを決断した時の根拠は以下のようなものでした。
- 子どもたちが大学を卒業して独立した
- 住宅ローンが終わった
- 年金を含めて、生活を維持できるコストが計算できた
- やりたいことがたくさんあって、65歳まで会社に時間を使いたくない
- 奥さんが賛成してくれている
ほかはともかく、奥さんが賛成してくれているということが、いちばん強く私の決断を後押ししてくれました。
リタイヤにあたっての逡巡
働いていた会社は完全にホワイトで、福利厚生、勤務態様も全く問題のないレベルでした。外資で独立系で、日本の景気が悪い時でもボーナスは5ヶ月以上出ていたので、待遇的には問題ありませんでした。ただ外資系なので、人によっては英語や海外出張がつらいということはあるようでした。
そのまま60歳まで勤めていれば、金銭的にはかなり余裕が持てるというのはわかっていましたし、仕事は嫌いではないので、そのまま続けてもよかったのですが、ちょっと焦りを感じてきたので、辞める決断をしたのです。
このまま勤めていると、退職は60歳です。勤めているうちに欲や不安が出てきて、65歳まで勤めようという気になってしまうかもしれません。
健康にそれほど自信のない私は、自分の想定寿命を75歳にしています。60歳で残り15年。65歳で残り10年。そう考えたら、一日でも早く次のステップに踏み出したくなってしまったのです。
会社が終わってからの時間も、休日もフルに自分の時間にできたのですが、それでもやりたいことに使うのには足りないので、辞めさせていただきました。
今は24時間、自分のやりたいことに使えます。
経済面の思惑
経済的には会社で働いている時に比べてかなり厳しいのですが、生活の質は下がっていません。
会社にいると、会社生活を維持するために使っているコストがかなりあります。被服やガジェット、通勤の時に使う携帯オーディオなどなど、すべて削りました。
食事も家でするようになり、増えすぎたウエストの削減の意味も含めて、昼ごはんはひとりの時はコーンフレークで済ませたりします。
保険の見直しも行い、2万円くらいの削減をしました。
今後について
やりたいことだけをやっていると煮詰まるので、このブログを作ったり、YouTubeなどの発信も考えています。
奥さんは、「もっと早くやめると思っていた」などとのたまいます。
大きな期待をされているようで、多少びびっている部分はありますが、その期待を超えるように進んでいこうと考えています。
いつまで進んでいけるか、どこまでたどり着けるかが楽しみです。